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                  コメントをめぐる冒険 | 
                 
                
                  
                    
                     
                      
                        例えばジャケ仕入れなり何なりで、 
                        そのアーティストの事を全く知らないにも関わらず入荷してしまう事はままある。 
                        「冒険なくして発見なし」というのを座右の銘にしている節もあるので、 
                        そのような事をしてしまうのだが、 
                        その程度の事を「冒険」等とちゃんちゃら可笑しいぜと、 
                        冒険家に突っ込まれたら返す言葉もないが、まあそこのところは良しとして頂きたい。 
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                        で今回も、JOE DIFFIEというおっちゃんのCDをジャケ仕入れした訳である。 
                        まあ、ジャケ仕入れというとこの髭面のおっちゃんタマランぜえ、 
                        と自分の性的志向を誤解されそうで語弊があるが、 
                        この笑顔のおっちゃんが呼びかけた訳ですよ、自分に。 
                        「お主はカントリーが好きなようだが、おいらの事を知らんとはカントリー好きもたかが知れておるな。ははは。」 
                  と、訴えかけてくる訳ですな。 
                  そこで、自分のような売られた喧嘩は相手を見て買うような男はですな、 
                        この挑発にのって仕入れてしまう訳ですよ。 
                         
                        カントリーというジャンルは保守的である等と批判する輩もおるが、 
                        何かと流行を追うのに必死な他のジャンルと違う分、 
                        ちょっと前、今聴くと古臭く感じる80年代後半から90年代前半の音を聴いても、 
                        ちっとも古くないという事が多々ある。 
                        んなもんだから、結構知らないアーティストを入荷しても、 
                        良い!新たなる発見!!という事が良くあるので、 
                        冒険といえども、探検隊の前からカメラが撮っているような冒険であって、 
                        そんな訳だから、この手の笑顔のおっちゃんの挑発にはのるようにしてる訳。 
                         
                        聴いてみると、これまた良いのであるが、 
                        何しろ、カントリー系のシンガーは皆歌は上手いし、このおっちゃんも結構正当的な上手さで、 
                        個性や味を売りにしてくれるとコメントも書きやすいが、正統派は難しい。 
                        正統派の美人は似顔絵を書きづらいという事をどこかで読んだ事があるが、 
                        正統派のシンガーもコメントを書きづらい。 
                        アップテンポのカントリー・ロックもバラードもソツなくこなし、 
                        参加ミュージシャンもビリー・ジョー・ウォーカーJrがアコギで参加っても大して目立ってないし、 
                        敢えて特記するほどでもないよのう等と思いつつ再生確認をしておると、 
                        コメントに書くべき事がないではないか!という驚愕の事実にはたと気付く。 
                         
                        こいつは困った。どうしようと、こういう時にインターネットは便利だね。って調べるとですね、 
                        「ヒットソングの大半がトング・イン・チークな曲という、珍しいタイプのシンガー、JOE
                        DIFFIE。」と引っ掛かる。 
                        「トング・イン・チーク」?ナンやそれ??ってまた調べると、これが見つからない。 
                        カタカナつうことは英語が元やな、と 
                        「TONG IN CHEEK」かな、「TONGU IN CHEAK」かなとか検索しておると、 
                        「TONGUE-IN- CHEEK」と引っ掛かる。 
                        これは辞典や辞典。 
                        とまた辞書サイトでもって調べると、ありましたありました。 
                         
                        tongue-in-cheek ━━ a. 不まじめな; 皮肉な. 
                        (goo辞書より。元は三省堂提供「EXCEED 英和辞典」より) 
                         
                        あれ、そうか「Tongue」って舌の事やん。 
                        ああ、トングってローマ字読みやないか! 
                        タング、いや牛タンのタンやがな。 
                        タング・イン・チーク、もしくはタン・イン・チークが適当か。 
                        「CHEEK」は頬やないか、頬の中に舌って何や! 
                        何々、舌で頬を膨らませた様子。 
                        等と段々、脱線が脱線を生み、文章は中途半端に関西弁と化し、 
                        おっちゃんの事はすっかり忘れてネットの海を冒険。 
                        冒険なくして発見なし。 
                         
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                  (2006. 2.13) 
             
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